2-4 固定ページと記事の考え方

Wodpressには、「記事」のほかに「固定ページ」というものも存在します。「記事」を新しい内容のページと考えると(※以下の記事参照)、固定ページとの違いが良く分かりませんでした。固定ページも新しい内容のことですので。

初心者向けWordpressの本を読むと”固定ページは会社概要等変更が少ないものに利用”などと書かれており、私にはやっぱり何だか分かりませんでした。これは使い方の例の話であって説明になっていません。結局、記事とどう違うのか、使い分けはどうすれば良いのかということが分からずじまいでした。

固定ページだって新しいページが作成できるのですから、例えば毎日の日記を固定ページで作ったってかまわないはずです。なぜ固定ページと記事というものを別々に分けたのか、やはり解決できません。いろいろネットで調べても、固定サイトと記事の違いが書かれているサイトがあまりありませんでした。

で、いろいろ調べて考えた私なりの結論は以下です。

固定ページはほかのページから独立、記事は①階層構造の分類の容易さ②ほかのページと連携です。

  • 新しい内容を書くという点では、「記事」「固定ページ」ともに一緒
  • 「記事」は階層構造で分類することが容易に可能。固定ページでも階層化はできるが、やりにくい。固定ページの階層化を前提としていない。
  • 複数の「記事」を一覧で表示できたり、本ページの冒頭のように引用する等、記事間の連携が簡単にできるよう各種テーマで設計されているのに対し、固定ページはページ間の連携を念頭においていない

例えば、固定ページで新しい内容を複数記載すると、サイトのメニューで表示される項目が、横にひたすら横に長く表示され、階層構造での表示は別途処理しないとできません。メニューによくある「会社概要」のタブが名前を変えてずーっと横に表示される感じです。

ですので、今後作成されるページと連携を考えなくても良い内容は固定ページで表示します。例えば会社概要、自己プロフィール、問い合わせページなどなどです。

対して、階層構造で表示させるような場合や、ほかの内容と関連付けが必要な場合は「記事」で記載します。

固定ページの一覧表示も、CSS等で記述すればもちろん可能ですが、テーマとしては基本的には想定していないということなんです。プログラムなので、CSSで書けば何でも実現できますので、厳密には「記事」も「固定ページ」も境界線はないのかもしれません。固定ページでも連携できますが、テーマ作成者の共通認識といいますか、テーマ上では、ほかのページとの連携の有無で「記事」と「固定ページ」のくくりを分けているように思います。やりやすいかどうかという感じでしょうか。

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